全日本建築士会について 50余年の建築士育成事業の実績をもとに、一般社団法人全日本建築士会が総監修した、建築関連資格の特別養成講座

Q&A コーナー

設計製図講座(課題発表後)で特に優れていると考えられる点は何ですか?

設計製図の合格のためには設計と製図の合格力の養成が無論不可欠ですが、製図力の養成に比べて、設計力(建築計画力)の養成は比較的難しく、また多くの場合に設計力(建築計画力)が試験の合否の重要な鍵となります。

設計力を養成するためには、単に設計についての解説を聞くのみでなく、厳選された演習課題について解答案を受講生が自ら試行錯誤の上で作成し、講師から適切な添削による指導をくり返し受けることが極めて重要です。

特に試験課題として発表される建物についての付記がなく、建物の内容についての予測が難しくなってきている近年の試験の傾向に対しては、どのような内容の建物にも共通するような基本的な建築計画力を着実に養成することが益々重要となってきています。

なお、当会の講座における課題の本質をとらえて作成した演習課題は、結果的にしばしば本試験課題と類似性の高いものとなることもありますが、あくまでも本試験課題の建物の内容の予測が困難である以上、どのような内容の建物にも共通する基本的な建築計画力を着実に養成することが最も確実な合格への道であるといえます。

このため本会の講座では、通学・通信講座ともに全く同一のカリキュラムにより、本会会員の日本建築学会賞受賞者、大学教授、建築事務所所長等の第一級のベテラン講師陣により、製図力の養成にも無論注力するとともに、設計力の養成に特に注力し、基礎から応用まで、設計力の養成に不可欠な添削指導を課題の本質を考えて厳選された全ての演習課題について実施することにより毎年高い合格率を達成しています。

また、本会の設計製図講座では、通学・通信講座ともに、受講生が自ら考え、エスキース力(建築計画力)の向上を図るための参考として全ての演習課題についてエスキース上の考え方の重要ポイントの解説をWeb配信し、好評を得ています。

なお、一般的に、単に講師の添削を経てから解答例を見て次の課題に進む演習の方式では、とかく課題をこなすことに追われがちとなり、なかなか着実に建築計画力を身に付けることは難しいため、当会の講座における講師の添削指導はあくまでも受講生の力を引き出し、伸ばす・考える力を養成することに重点を置いた指導としており、またWEB動画による解説も同様の主旨からエスキースの基本的な考え方、考え方の道筋に重点を置いた解説としております。

以上のような、受講生の考える力を養成することに重点を置いた、課題の本質をとらえた演習課題による適切な指導により、合否の最も重要な鍵ともいえる建築計画力を着実に身に付けることが可能となります。

 
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