全日本建築士会について 50余年の建築士育成事業の実績をもとに、社団法人全日本建築士会が総監修した、建築関連資格の特別養成講座

合格への鍵 講座>本試験の総評>設計製図の課題発表(二級)

平成 25年度二級建築士 - 課題の解説と講座の特徴 -

要求図書

  • ■1階平面図兼配置図
  • ■2階平面図
  • ■立面図
  • ■2階床伏図兼1階小屋伏図
  • ■矩計図
  • ■面積表
  • ■計画の要点等
  • なお、計画の要点等については、概ね100~200字程度で課題における建築物及び敷地に関し、その計画等に当たって工夫した点等を具体的に記述するものとする。
  • (注) 答案用紙には、1目盛が5ミリメートルの方眼が与えられている。
課題の解説

本年度二級建築士設計製図試験の
課題の特徴と合格の鍵

設計製図試験で評価の対象となるものは、申すべくもなく設計と製図であり、この面から本年度の課題について考えます。
設計
先ず設計(計画)については、併用住宅という点では、従来、種々出題されたものと類似点もあると考えられます。特に平成19年の課題「住宅地に建つ喫茶店併用住宅」と建物の性格は非常に似ているといえますが、それだけに、今年の課題では、敷地環境への配慮、レストランと一体化した屋外テラス、レストランの天井高を高くする、レストランを吹抜けとするなど、様々の条件も付帯条件として示される可能性もありますので、このような面への注意も必要です。
レストラン併用住宅として一般的に、計画上配慮すべき点として、レストラン部分と住宅部分との関係、動線等は無論のこと、敷地への配置計画も特に注意すべき点で、敷地の接道条件を勘案した上で、住宅部分へのアクセス、レストランへのアクセスをどのように考えるかがポイントとなりますが、また、上記のように敷地環境(接道条件、公園に隣接しているか、商店街に隣接しているか等)、レストランの性格等の他、住宅部分の性格(家族構成、高齢者が同居する住宅か否か等)についても留意する必要があり、様々な課題条件が考えられるため、それらに的確に対応して計画することのできる計画力を身に付けておく必要があります。
以上のように、近年の二級建築士試験では、計画力を特に問う傾向があるため、充分その面への準備をしておく必要があり、また、その前提ともいえる法的な面についての知識を確実にしておくことも必須条件として重要です。
製図
他方、製図については、木造では、元来、早く正確に書くための製図力が必要であり、特に近年は2階床伏図兼1階小屋伏図が出題されるなど、更に充分な準備が必要で、製図の不備が不合格に連なる割合も多いことから、木造に対する正確な知識と時間をかけた訓練が必要とされています。
以上のほかに、特に24年度からの設計製図試験の見直し点として公表されている、「詳細な課題与件は受験者自身で考えること」という点に対応するため、必要な部屋等、課題対象建築物に係わる一般的な知識を着実に身に付けておく必要があります。
以上のような本年度の課題への留意点に対応して、合格を確実にするための最も重要な鍵は、着実な建築計画力を養成することであり、そのためには、単に練習課題の数をこなすことよりも、精選された練習課題によって的確な計画上のポイントを着実に身に付けて、計画の応用力を身に付けて行くことが必要です。
課題の特長

新傾向に対応する徹底指導体制

合格の鍵となる重要ポイントについて、厳選された練習課題により、基礎から応用まで徹底指導します。

建築計画力の養成

周辺環境に充分配慮した配置計画と建築計画は一体の関係にあり、合格を左右する最重要ポイントであることは申すまでもなく、ゾーニング・動線計画等について確実な応用力が身に付くように懇切丁寧に指導します。

計画主旨記述力の養成

設計主旨の記述について必要とされる建築物及び敷地に係わる計画・設計意図の主旨を簡潔・明瞭に記述する能力を身に付けるための指導を懇切丁寧に行います。

木造の製図力の養成

正確に、スピーディーに木造の平面図、2階床伏図兼1階小屋伏図、矩計図等の製図をする力を身に付けるための要点を実例に即して、懇切丁寧に指導します。

レストラン併用住宅についての必須基本知識の完全取得

24年度試験から設計の与条件の一部詳細事項については、受験者自身で考えることが必要となったことに対応するため、二級建築士試験の対象となるレストラン併用住宅について、必須基本事項に係わる知識が、厳選された様々の練習課題により身に付くように指導します。

設計製図受験講座

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